2018.07.04
再エネ発電所ってどんなところ?~川崎バイオマス発電所編~
再エネ発電所紹介も3回目を迎えました!
今回は、5月より地球クラブへ電気を届けて下さっている川崎バイオマス発電所を
ご紹介します。
川崎バイオマス発電所は、国内初の都市型バイオマス発電所です。
市街地から近いという立地を活かし、これまでご紹介した発電所とは異なる特色をもっています!是非最後まで読んでくださいね。
まずは、発電所の概要です。
発電所名:川崎バイオマス発電所(神奈川県川崎市)
運転開始:2011年2月
発電種別:バイオマス発電(燃料:木質チップ、食品残渣系燃料)
出力規模;33,000kW
\38,000世帯の家庭が1年間に使用する量を発電!/
さて、冒頭にもお伝えしましたが、こちらの発電所は都市部に近いという強みを持っています。この強みは、発電に必要な燃料の調達に活かされているんです!
主な燃料である木質チップの原材料ですが…
建設現場で使用した足場、住宅などの解体材(右下あたりにはイスらしきものも!)
物流で使用されたパレット
他には剪定枝なども挙げられます。
人が集まる場所だからこそ発生しやすい資材といえますね。
これらは、燃料として使用するため、チップ化されます。
燃料として使われているものは、木材だけではありません!
これは何から作られているか、分かりますか?
(ヒント:カフェのメニューではマスト!)
正解は、ドリップコーヒーの残さです。(ほのかにコーヒーの香り)
お次はこちら! 何から作られているでしょうか?
(ヒント:ヘルシーで和食でも大活躍!)
正解は、大豆です!(ほのかにお醤油のような香り)
木質・食品残渣由来の燃料を最大限活用することで、資源の再利用そしてエネルギーの地産地消へ貢献しています。
発電するための原材料としては、想像していなかったものもあったのではないでしょうか。
リサイクルの輪のなかにいる川崎バイオマス発電所のご紹介でした!