ブログ

2021.07.14

山形県の水力発電所を訪問!

今回このブログを書かせていただくのは、この春着任しました新人です。

入協後二年間は、生協の宅配や店舗でお仕事させていただきました。電力に関して全く知識のない私ですが、6月に地球クラブの提携発電所である山形県の水力発電所に行ってきましたので、その様子をご報告します。

 


今回お伺いした目的は、発電所紹介動画の撮影です。

本来であれば、生協の組合員や職員を対象とした発電所ツアー開催を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響により実現が困難なため、実際に訪れた気分を味わえるような動画を製作することになりました。

 

水力発電所3ヶ所(新野川第一・野川第二・横川発電所)ならびに水源となるダム3ヶ所(野川・木地山・横川ダム)を2日間にわたり撮影しました。

 

◆水力発電所の詳細はこちら

山形県企業局様ホームページ

https://www.pref.yamagata.jp/500015/kurashi/kankyo/energy/denkijigyou/index.html

 

 

1日目】

午前9時、新野川第一発電所での撮影からスタートです。

青空の下、まずは発電所外観を背景に、山形県企業局の職員の皆さんによる「ようこそ!山形県の水力発電所へ」というご挨拶のシーンを撮影しました。

キャプチャ1.PNG

↑「発電所で出迎えていただいているようなイメージでの撮影

ディレクターさんやカメラマンさんからは笑顔を引き出すような声掛けも」



発電所に入ってまず驚いたのは、発電機や施設の一部が紫色だったことです。これは長井市の市民の花である"あやめ"の色がモチーフになっています。

キャプチャ2.PNG

↑「発電機外観」

 


発電所内では、稼働中の発電機からゴォーという大きな音が出ていた(発電所外からも聞こえるくらい)ため、発電機や水車制御盤を点検する様子をメインに撮影していきました。

 

発電所紹介動画の見どころの1つになりそうなのは、発電機下にある主軸です。

1分間に600回転もしており、この主軸の周りは歩行も可能になっています。

 

キャプチャ3.PNG

↑「カメラマンさんにはレンズを何度も変えながら撮影いただきました

撮影の様子は、このモニター画面で確認できます」

 



午後は、野川第二発電所にお邪魔しました。

この発電所は、105メートル落差を利用して発電しているという特徴があります。発電所入ってすぐの場所から発電機基盤部を覗いても、約45メートルの深さがあるので、発電機がとても小さく見えます。


キャプチャ4.PNG

↑「発電所内観」

 


外には大きな水圧鉄管があり、その横を階段で登ることができます。

 

キャプチャ5.PNG

↑「大迫力の水圧鉄管を撮影する様子

よく見ると...鉄管右側に企業局職員の方2名がいらっしゃいます」

 


急な段差で、息が切れ切れになりましたが、登り切ると素晴らしい景色を見ることができました。


キャプチャ6.PNG

↑「階段を登り切ったところからの景色」

 

 


2日目】

横川発電所に向かいました。朝は少し雨が降っていて心配でしたが、発電所に到着するころにはすっかり天気も良くなり、当初の予定通り発電所外観の撮影からスタートしました。

横川発電所の特徴は、ダム式を採用していることです(1日目に撮影した新野川第一発電所、野川第二発電所はダム水路式)。ダム式とは、川幅が狭く、両岸の岩が高くきりたったようなところに、水をせきとめるダムを築いて人口湖を造り、水位の差を利用しダム直下の発電所で発電する方式のことをいいます。そのためダムのすぐ近くに発電所が置かれています。


キャプチャ7.PNG

↑「発電所のすぐそばにダムが見えます(横川発電所)」

 

発電機は緑色にカラーリングされており、昨日と同様に順番に施設内の撮影を行いました。また、職員の方には発電の仕組みについてのナレーション録りにもご協力いただきました。ダムの上は歩くことができ、迫力を直に感じることができました。今回の訪問は6月ですが、1か月ほど前なら、水位が14メートル程高かったそうです。


キャプチャ8.PNG
↑「発電機外観」


キャプチャ9.PNG

↑「ダムの様子」

 

 

今回初めて水力発電所を見学させていただき、大変勉強になりました。

発電所のスケールの大きさに圧倒されるとともに、山形の豊かな水が電気を生み出す様子をみて自然の恵みを実感できました。

今回は発電所見学ではなく、動画撮影が目的でしたので、要領を得ず邪魔にならないようついていくので必死でした。実際に組合員さんが動画をご覧いただいた際、発電所の雰囲気がそのまま皆さん伝わるものになればいいなと思います。

 

 

山形県企業局の方には全面協力いただき、大変お世話になりました。

本当にありがとうございました。